パイナップルは甘くて爽やかな味わいが特徴の果物で、スムージーやデザートとして大人気です。しかし、パイナップルを選ぶ際にどのようなポイントに気を付ければ良いのか悩みますよね。
日本国内でもとくに沖縄県産のパイナップルは豊富な品種が揃っており、それぞれに特徴があります。
この記事では、パイナップルの旬や品種ごとの特徴、美味しいパイナップルの選び方について詳しく解説します。
そして、おすすめなパイナップルのテーマパークについて紹介します。
ぜひ、パイナップルを購入される際に役立ててください。
新鮮で果汁豊富なパイナップルの選び方
パイナップルは追熟できない果物なので、購入時にすでに食べ頃かを見極める必要があります。
酸味が多く果汁が少ないものだとせっかくのパイナップルが楽しめなくなってしまいます。ですが、いくつかのポイントを押さえれば、完熟したパイナップルを見つけることができます。
間違いなく甘くて、美味しいパイナップルを選ぶために今回は3つのポイントを解説します。
正しい選び方を知り、おいしくいただきましょう。
①冠芽がないもの
パイナップルの上部にある葉の部分には、冠芽(かんが)といわれる成長点があります。美味しいパイナップルを選ぶ際は、切り取られたものを選んでください。
冠芽が残っていると、そこに栄養がいってしまい、果実に栄養が回りにくくなります。
そのため、きちんと切り取られていた方が果実にしっかりおいしさがのっているものが多いのです。
新鮮なパイナップルを選ぶ際には、この冠芽の部分をしっかりと確認しましょう。
②全体的な色合いにムラがないもの
パイナップルの選び方として、全体的に色合いが均一なものを選ぶことが大切です。パイナップルは、下の方から熟して甘くなり始め、葉の付け根が最後に熟して完熟になります。
色合いにムラがあると、酸味が強かったり甘みが少なかったりして熟しきっていない可能性があり、全体的に濃い茶色になっているものは過熟であることが多いので、避けたほうが良いです。
選ぶ際には、下部と上部の色のムラがあまりなく、全体が黄色またはオレンジ色になっているものを選ぶようにしましょう。
均一な色合いのパイナップルは、甘さと酸味のバランスが良く、ジューシーな味わいが期待できます。
③局所的な傷みがないもの
パイナップルは重量があるので、置いた時に下の部分に自重で傷みが出ることがあります。販売されている時は立てて置かれることが多いので、とくに下部を見たほうがよいです。
局所的に傷や黒ずんでいる部分があったり、触った際に柔らかくなっている箇所があると、そこから腐敗が進んでいる可能性があり、果実全体に悪影響を及ぼしたり風味が損なわれてしまいます。
とくに大きめのパイナップルは注意が必要なので、外観が均一で硬さも全体的にしっかりしているものを選ぶことが大切です。
パイナップルの旬の時期は?
パイナップルの旬の時期は、主に5月から8月が最も美味しい時期とされています。しかし、沖縄などの暖かい地域では、4月頃から収穫が始まります。
真夏にかけて甘みが増していくので6月から8月は1番収穫が盛んになり、この時期に出回るパイナップルは甘みが強く、ジューシーです。
また、輸入パイナップルは年間を通じて手に入るため、いつでも楽しめる果物と言えるでしょう。
しかし旬の時期に採れたパイナップルは、糖度が高く果汁たっぷりなので、できれば夏の間に購入することをおすすめします。
パイナップルの品種
パイナップルにはさまざまな品種が存在し、それぞれが異なる風味や食感を持っています。沖縄は日本有数のパイナップル生産地で、沖縄の温暖な気候と豊かな土壌が、これらのパイナップルを一層美味しく育てています。
代表的な品種には「スナックパイン」、「ピーチパイン」、「ゴールドバレル」、そして「ハワイ種(スムースカイエン)」があります。
各品種の特徴を知ることで、パイナップルの楽しみ方が増えます。
それぞれの品種の特徴について詳しく解説していきます。
・スナックパイン
「ボゴール種」とも呼ばれるスナックパインは、手でちぎって食べられるユニークなパイナップルです。果肉が柔らかく、甘みが強いのが特徴です。
酸味や繊維質が少ないため、芯の部分までそのまま楽しむことができます。
名前の通り、スナック感覚で手軽に食べられるので、子どもから大人まで人気があり、有名な沖縄の特産品として観光客にも人気があります。
・ピーチパイン
ピーチパインは、その名の通り桃のような甘い香りが特徴のパイナップルです。果肉が白っぽく、繊細な食感で果汁たっぷりなので酸味が少なく甘みが際立ちます。
口当たりが非常に柔らかいので、果物としてだけでなく、スイーツやデザートに使われることも多いです。
希少な品種のため、市場に出回る数が少なく、手に入れるのが難しいこともあります。
・ゴールドバレル
ゴールドバレルは、沖縄の高級パイナップルとして知られています。果肉が黄金色で、糖度が非常に高く、濃厚な甘みと適度な酸味が絶妙です。
通常のパイナップルよりもサイズが大きめで、市場価格も高めですが、その分風味や質が優れているため、贈答用として人気があります。
果肉がしっかりとしているため、食べ応えがあり、果汁も豊富なので一度食べると忘れられない美味しさです。
・ハワイ種(スムースカイエン)
ハワイ種として知られるスムースカイエンは、世界中で栽培されている最も一般的なパイナップルの品種です。
果肉は黄色で、甘みと酸味のバランスがよく、どんな料理やスイーツにも合います。果皮にトゲが少ないため、比較的扱いやすいのも特徴です。
沖縄でも広く栽培されており、日本国内でも手に入りやすい品種です。
ナゴパイナップルパークとは?
沖縄県名護市にある「ナゴパイナップルパーク」では、多くの品種を栽培・展示しており、観光客が訪れる人気スポットです。
沖縄は、日本国内で唯一パイナップルの大規模栽培が行われている場所として知られ、さまざまな品種が栽培されています。
広大な敷地内には、パイナップル畑が広がり、訪れる人々は専用のカートに乗って見学ができます。学びながら楽しむことができるテーマパークなので、栽培技術やパイナップルの成長過程など興味深い情報が満載です。
そしてたくさんの種類のパイナップルを実際に見たり、その場で味わったりすることができ、園内にはお土産コーナーもあるので、パイナップルを使った商品や沖縄特産品を購入することもできます。
沖縄のパイナップルを実際に見に「ナゴパイナップルパーク」へ行こう
パイナップルは、選び方や品種によって、その美味しさや楽しみ方が大きく変わります。色や触感、香りをしっかりと確認し、自分に合ったパイナップルを選ぶことが重要です。
また、沖縄には独自のパイナップル品種が多数あり、とくにスナックパインやピーチパインなど、独特の味わいで大人気です。
ナゴパイナップルパークを訪れれば、パイナップルに関する知識を深めることができ、さらにパイナップルの魅力を発見できるでしょう。
園内ではパイナップルグルメや、パイナップルを使ったスイーツ、ジュースなども堪能できます。
新鮮でおいしいパイナップルを見分けるポイントを学べば、日常の買い物でも役立つこと間違いなしです。