パイナップルのヘタを使った育て方を詳しく解説!再生栽培のコツは?

パイナップル

みなさんはパイナップルを育てた上で、ヘタからの育成に挑戦してみたことはありますか?

日本のパイナップルは一般的に暖かい沖縄で栽培されていますが、やり方次第では冬でも関東や東海などでも育成可能です。

さらに、食べた後の実は、実際に葉からでも再生栽培できます。

そこで今回の記事では、パイナップルのヘタの育て方と事前準備を解説します。

ただ種や植え替えから育てるだけでなく、使わなそうな部分から育て方を知りたい方はぜひ最後までみてください。

パイナップルのヘタを育てる前に覚えて欲しいこと

パイナップルのヘタを育てる前に知っておいた方がよいことを以下にまとめました。

  • 育てる時期は春から夏がおすすめ
  • 根が生えてこない可能性がある
  • けがをしないように注意する

事前に知っておくと、自分が今やっていいかどうかの判断材料になります。

ぜひ覚えておきましょう。

育てる時期は春~夏期間がおすすめ

パイナップルのヘタで再生栽培する場合は、春〜夏期間が良いでしょう。

暑い季節に育てた方が、根が成長できるからです。

もし、秋〜冬の寒い時期に挑戦したい方は、室内の暖かい場所で育成しましょう。

観葉植物での育て方もあるので、覚えておくと良いでしょう

根が生えてこない可能性がある

パイナップルを再生栽培する際の注意点として、根が生えてこない場合があります。

必ず根が生える保証はないので、1ヶ月間水につけても根が変化しないこともあるのです。

何も成果が得られないようであれば、あきらめて別のヘタを使うか、時期をずらして再び挑戦しましょう。

けがをしないように注意する

パイナップルは刃先がとがっているので、鋭いトゲで当たってけがをする可能性があります。

上記により、植えかえやせん定などの作業する際には、軍手を使って手を保護するのがおすすめです。

水やりや観察などの日常的な作業をする場合も、刃先が目や喉などに当たらないように気をつけましょう。

特に小さな子供やペットがいる家庭では、注意が必要です。

パイナップルのヘタを使った育て方

パイナップルは、大きな葉の中央に花が咲き、実となります。

はじめに、育てる際の手順を説明しますので、よく読んでみてください。

  1. パイナップルのヘタを取る:ヘタは切り離すだけでなく、ねじって取るとよい
  2. 取ったヘタを水につける:根が生えるのは早い場合で1週間、遅い場合で5週間ほどかかる
  3. 根が10cm程度生えたら、植木鉢に植えかえ:栽培中は水だけを与えるのではなく、土に植える
  4. 冬は室内で育て、春から秋にかけては屋外で太陽光を浴びるようにする
  5. 2〜3年かけて育てると、花が咲き、実をつける段階に到達する
  6. パイナップルの実が成熟したら、食べる時期です。

収穫までには、数年かかり、栽培には辛抱強さが求められます。

パイナップルのヘタを使った育て方でのポイント

次に、パイナップルのヘタでの育て方のコツを詳しく紹介します。

実際に、事前準備しておかないと「いつまでたっても何も変化がない」状態になりかねないので覚えておきましょう。

以下では冬期間でも効率よく育てる方法を解説するので、よく読んでください。

では、見ていきましょう。

ヘタの芽が元気なパイナップルを選ぶ

根を出すために、ヘタの芽が元気なパイナップルを選択してみましょう。

ヘタの芽が弱っていたり、切っている部分があると再生栽培は不可能です。

芽が青々で、しっかりしている植物を使用しましょう。

また、ヘタを水へ触れる前に葉を約5枚はがせば根が出るようになります。

ヘタの下にある葉の付け根部分に根がでるため、いらない葉を取ってください。

冬越しする場合(場所と気温によってやり方が異なる)

パイナップルは、寒さに弱いため、冬の管理には工夫しなければなりません。

気温が、5〜10℃辺りならまだ育てられる植物です。

沖縄以外の日本では、11月辺りになると最低気温が10℃以下の傾向にあるため、植木鉢を室内に移動させる必要があります。

室内では、最低室温を約10℃に保つようにしましょう。

冬期間で5℃以下にならない暖かい場所にいる方は、露地の地面で育てても問題ありません。

パイナップルは、葉が大きくなるため、室内に移動させた際に葉が邪魔になる場合があります。

上記の際には、ハサミで葉を切り、せん定してください。

温度が低く葉を小さくすると水の消費量が減るため、水やりは控えるようにしましょう。

冬は根腐れに気をつける必要があるので、土をある程度乾かすくらいにするのが適切です。

もし、冬期間に中央の芽が枯れてしまった場合でも、脇芽が成長する可能性があります。

そのため、枯れた芽があっても、2〜3週間は見守ってみてください。

ただし、パイナップルを多く育てすぎると、部屋や通路などの場所を占拠してしまう可能性があります。

パイナップルを再生栽培する際には、場所のスペースを考慮して適切な数を育てるようにしましょう。

10号以上の大きな鉢に植え替えする

パイナップルの実を収穫する際に重要なポイントは、大きな植木鉢を使用しての栽培です。

収穫までに数年かかるため、植木鉢のサイズを考慮しなければなりません。

初めは小さな植木鉢でも問題ありませんが、葉が成長してきたら大きな鉢に植え替えてください。

約直径30cmの10号鉢が最適です。

土に関しては、酸性の土が育成に適しているため「ブルーベリー用の培養土」が適しています。

肥料を使用する際は、春と秋に野菜用の緩効性肥料を使ってください。

「窒素:リン:カリ=14:14:14」というようにバランスよく含まれたものが最適です。

肥料をまく際には、1回にひと握りくらいの量を投入します。

速効性の肥料は根に負担がかかるため、緩効性の肥料を使用してください。

なお、パイナップルは自然に実ができるため、人工授粉はしなくて大丈夫です。

収穫後は新芽が生えるので、再度収穫することが可能です。

ナゴパイナップルパークならヘタの育て方も学べる

公式サイト:https://www.nagopine.com/

ナゴパイナップルパークは、沖縄県名護市にあるパイナップルのテーマパークです。

実際にパイナップル畑や色んな種類のパイナップルを鑑賞することができます。

さらに、パイナップルを使った飲食や買い物などもでき、お土産にも最適です。

まとめ:パイナップルのヘタの植え方を覚えて育ててみましょう

今回は、パイナップルのヘタを使った育て方を詳しく紹介しました。

パイナップルの再生栽培は育てるのが難しく、育てがいがあるでしょう。

スーパーや八百屋などで購入した際には、ぜひヘタを使って育ててみてください。

食べるだけでなく育てることへの興味がわくこと間違いありません。

自宅で栽培してみたいと思わせる、楽しさがきっとありますよ。

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